■2025年4月16日/快晴
今回の目標は、900メートルに満たない百名山だが、展望が素晴らしい筑波山の山行。
まずは、最高点の女体山(877m)、その次に男体山(871m)という順序で登る予定だ。
なお、同行のY、S両氏は、登りはロープウェイ、下りは3人ともケーブルカーの利用だ。
50年前の若かりし頃、東京にて青春を共にした旧友3人との山旅である。
札幌からの2人組と地元千葉在住の友(S氏)と前泊の柏市内のホテルで合流し、近くの居酒屋にて盃を交わしながら
旧交を温めるも、つい酒が過ぎて二日酔いを心配する破目となってしまった。
さて、翌日の筑波山行。つくばエクスプレスに乗車の「流山おおたかの森駅」にて「筑波山きっぷ」(この切符は、
つくばエクスプレス号、シャトルバス、ロープウェイ、ケーブルカー、いずれも往復運賃込み」)を購入し、バス終点の
つつじヶ丘駅を目指す。
ここからが登山道、2人はロープウェイを利用し、終点駅から女体山山頂まで登るので、ここで一旦別れた。
登山開始、9:09。 つつじヶ丘登山口からしばらくは階段状の単調な登りとなるが、左手にはつくばの広大な平野部が
広がっており、展望に見飽きることはない。いつの間にか女体山への中間地点、「弁慶茶屋跡」まで来た。
空は一点の雲もない快晴だ。気温20℃。爽やかな風が頬をなで絶好の登山日和である。
30分も行くと登山道は岩石交じりの道となり、やがて「弁慶の七戻り」という岩と岩の間の頭上に大きな岩が引っ
掛り乗っかっている恐ろし気な様相。そして次に岩石の間をくぐり向ける「母の胎内くぐり」と、奇岩の連続である。
そこを越えると山頂駅を左に分けて、10分ほどの急登で女体山山頂である。10:21着

山頂には「日本百名山 筑波山 標高877m」の標識。その横には「天皇陛下即位20年」の奉祝記念石柱が建つ。
その標識をバックに一人記念撮影で登頂の証拠とする。
そして360度の大展望である。天気が良すぎて霞んでいるのか、残念ながら富士山は見えず。
    

2人と急ぎ合流するため、御幸ヶ原へと連絡道を行く。12分の下りである。
御幸ヶ原にて合流。次は男体山だがY氏はここで待機、S氏と男体山へと向かう。
男体山へも岩石交じりの登山道。12分程の急登で山頂に立つ。ここでも抜群の展望、富士山の白い頂はかろうじて
望まれた。

御幸ヶ原に戻りコマ展望台食堂にて名物の「つくばうどん」を頂き(1,300円也)、今回の山行の締めとする。
12時発のケーブルカーで下り、日帰り温泉「江戸屋」さんにて山旅の心地よい汗を流して帰途に就く。
途中の「新鎌ヶ谷」駅にて地元のS氏と再会を約し、しばしの別れとなった。
札幌組は、成田から新千歳空港へ。
かくして、天候に恵まれ実りの多かった今回の山行を締めくくった。
(了)
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